ヒップドロップ
全身をくまなく使用するベリーダンスですが、その中において斜に動かす動きも取り入れると、かなり幅が広がっていきます。
その代表的な動きが「ヒップドロップ」です。
ヒップドロップは、腰を上下に動かす運動ですが、ただ上下に動かすのではなく、斜にして上下に動かします。
方法としては、片一方の足を軸とし、もう片一方の足を斜に置き、つま先で立って、臀部を上から下に斜に落とすというやり方となります。
ヒップドロップに重要なのは、腹筋の力です。
極端に言えば、一定以上の腹筋力がないと、この動きはできません。
ベリーダンス全般において腹筋は必要というイメージがありますが、実際に必要なのは内筋なので、腹筋が必要な運動は限られています。
このヒップドロップはそれに該当します。
腹筋を鍛える運動というと、いわゆる「腹筋運動」が代表的です。
身体を仰向けに倒し、足を固定して膝を曲げ、上半身の力だけで身体を起こす動作を繰り返して筋肉を鍛えるという運動です。
ただ、この運動だけでなく、腹筋を鍛える上ではウォーキングなどの全身運動が有効です。
というのも、腹筋を鍛えるには、呼吸が重要だからです。
呼吸が乱れると、横隔膜が上下動し、その周囲の筋肉が鍛えられます。
これによって、内側の筋肉が鍛えられます。
そうする事で、腹筋も自然と鍛えられるのです。
ベリーダンスにおいてヒップドロップを行う場合は、まず腹筋をしっかりと鍛える必要があるのですが、そのトレーニングとしてはランニングやウォーキングが効果的です。