ボディウエーブ
ダンスを何度も見ていると、どんな動きが特に美しく見えるのかということが段々とわかってきます。
その中で、最も美しいと感じられる事が多いのは、流れるような動きですね。
ダンスの場合、ロボットダンスのような特殊な例を除けば、カクカクした動きはあまり好まれないのが普通です。
流暢に、滑らかに動く方が好まれ、動きと動きの連結部分が見えないようなダンスが、最も美しいと言われています。
そうした定義は、ベリーダンスにおいても例外ではありません。
そして、その流れるような動きの基礎となるのが「ボディウエーブ」です。
ボディウエーブは、ベリーダンスにおける基本の一つと言えます。
簡単に言えば、身体全体を波打ち、ウエーブする動きです。
フラメンコの動きをイメージすると、何となくイメージをつかみやすいのではないでしょうか。
ウエーブは様々な方法で表現します。
例えば、胸から腹部にかけ、前後にウエーブさせるという方法があります。
これはベリーダンスにおける基本と言えます。
腰で波打つという形ですね。
ただ前後に動かすのではなく、波形を意識して動かす事で、非常に滑らかな動きとなります。
ボディウエーブのコツは、例え上半身しか波打たなくても、全身を使って運動する事です。
全身を一つの線に見立て、その線を波打たせるイメージを常に持って身体を動かす事が重要です。
力の入れ方、抜き方というものは、その動きの中で自然に覚える形となります。
慣れればそう難しくはありません。